2010年02月14日

<殺人時効>ひき逃げ死亡遺族からは不満の声(毎日新聞)

 法制審議会の刑事法部会で8日、殺人の公訴時効を廃止する案が決定されたことで、「時効見直し」が今国会に委ねられる公算が大きくなった。過去に発生し時効がまだ完成していない「時効未完成事件」にも適用する今回の案に対し、迫り来る時効の壁に疑問の声を上げてきた殺人事件の被害者遺族は喜びの声を上げた。一方、「10年に延長」とされた死亡ひき逃げ事件の遺族からは「殺人との時効の差に納得できない」と不満の声も聞かれた。【山本浩資】

 「殺人事件被害者遺族の会」=宙(そら)の会=代表幹事で、上智大生殺害事件(96年9月)で次女を失った小林賢二さん(63)は、事件発生から丸12年を迎えた08年9月9日、マスコミを通じて「凶悪事件の時効撤廃」を訴え、他の未解決事件の遺族に連携を呼び掛けた。09年2月、世田谷一家殺害事件の遺族らと、時効撤廃・停止を求めて宙の会を結成。会には22事件の遺族が入会し集会や署名活動などで国民に訴えてきた。

 小林さんは「民主党政権に代わり、時効見直しがどうなるか不安だったが、遺族が望む内容の案ができたことに感謝している。目前に時効が迫っている遺族もいる。今の流れを変えることなく、早期に法改正し、実施してほしい」と話した。

 「全国犯罪被害者の会」(あすの会)幹事で、千葉市の都立高校教諭強盗殺人事件(97年2月)で夫を失った内村和代さん(70)は「今日は夫の13回目の命日。やっとここまでたどり着いた」と喜んだ。これまで犯罪被害者の権利を訴える活動を続けてきたが、「時効見直しは、10年間の会の活動で被害者の気持ちを理解してくれる人が増えたからだと思う。次は国会議員に直接訴えたい」と言う。

 一方、「全国交通事故遺族の会」の中村豊さん(63)は不満だ。昨年11月、法制審の部会で「ひき逃げの時効撤廃」を訴えた。今回の案では、自動車運転過失致死の時効が5年から10年へ延長されたが、「思いが反映されていない」と残念がる。

 中村さんの母きんさん(当時81歳)は99年9月、千葉市中央区の自宅前路上で、3台の車に次々はねられ死亡した。最初にはねた車は逃走したまま、5年の時効が成立。「ぶつかった瞬間までは過失であっても、逃げる行為は故意。今も母を殺された無念は変わらない。殺人との時効の差を見直してもらいたい」と話している。

【関連ニュース】
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2010年02月13日

診療報酬改定は「財務省主導」−答申受け日医(医療介護CBニュース)

 日本医師会は2月12日、中央社会保険医療協議会(中医協)が来年度診療報酬改定を答申したことを受け、厚生労働省内で緊急記者会見を開き、日医の見解を発表した。見解では、今回の診療報酬改定は「財務省主導」などと厳しく批判している。

 見解では、今回の診療報酬改定を通じて、現政権の医療政策に関する財源論が「はなはだ甘かったことが露呈された」と指摘。また、新政権が医療政策全体に対して「熱意を失っているのではないかと疑問視せざるを得ない」と懸念を示した。
 その上で、改定率が「小幅」にとどまったのは、「財務省に押し切られたため」とし、診療所の再診料を引き下げて病院と統一したことについては、「これこそが財務省が狙った配分の見直しの実現であり、あらためて財務省主導の診療報酬改定が浮き彫りになった」と強調した。

 さらに中医協人事にも言及。日医に特段の相談もなく中医協委員が内定したとして、「非常に遺憾であり、現在も納得していない」と批判。このため、今回の改定に向けた議論では、客観的立場から「もどかしい思いをしたことは少なくない」としたものの、「診療側が一致団結して、(病院と診療所の)対立構造を超越した提言を行ってきたことは評価できる」とした。一方、公益裁定に持ち込まれたことについては、十分な議論を尽くせない論点整理とスケジュール設定に問題があると指摘。特に再診料については2012年度改定に向けて充実した議論を行えるよう、体制や計画を見直すよう求めている。

 見解では問題点を指摘する一方、現政権が社会保障費2200億円の削減方針を完全に撤廃したことを評価。また、民主党が公約に示した医療費の増大についても、今後の展開に期待を寄せ、引き続き後押しするとの姿勢を示した。その上で、現政権に対し、改めて医療政策全体の長期ビジョンを示すよう要望。日医としては、2年ごとに取りまとめている「グランドデザイン」を進化させ、与野党、関係団体と医療政策について本質的、建設的な議論をしていくとした。

 会見で中川俊男常任理事は、答申に至る経緯を振り返り、「中医協の権限が大幅に縮小されたかもしれない」と指摘。改定財源の使い方や手当ての仕方は中医協での議論の結果で決めるべきだとして、あらかじめ入院と外来の改定率が決定していたことに疑問を呈した。


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2010年02月11日

フランス 本場もうなる「神の雫」 著名ソムリエ高い評価(毎日新聞)

 ワインをテーマにした漫画「神の雫(しずく)」が、フランスで高い評価を得ている。1月、代表的ワイン専門誌の最高賞に原作者と作画家が、日本人で初めて選ばれた。昨夏も仏料理本のアカデミー賞とされるグルマン世界料理本大賞の最高位「殿堂」に輝いている。長いワイン文化を誇る本国でなぜウケているのか?【鈴木梢、パリ福原直樹】

 「神の雫」は04年に漫画雑誌「モーニング」(講談社)で連載が始まり、23巻で国内累計約400万部を発行する。12本の優れたワイン「12使徒」と、その頂点に立つ1本「神の雫」を探す話で、09年にはテレビドラマ化もされた。

 パリの大手書店の「MANGA」コーナーにも必ず「神の雫」はある。講談社によると仏語版は08年以降、55万部を発行。1月には11巻目が発売された。

 仏有力紙「リベラシオン」(09年3月29日付電子版)は、「MANGAの中にワインが」の見出しで、「神の雫」を紹介。「発売後、すぐにネットでファンのサイトが作られた」と指摘した。

 仏の著名ソムリエ、フィリップ・ブルギニョン氏(経歴25年)は同紙にこうコメントした。「我々は、ワインの『語り手』(教育者)としては必ずしも優れているわけではない。この漫画は視点が予想外のものだ。感動するような詳しさがある。我々専門家が、知らず知らずのうちに行っているワインに対するしぐさを、じっくり観察し、丹念に描き出している」

 原作は亜樹直(あぎ・ただし)氏で、作画はオキモト・シュウ氏。亜樹直はユニット名で、姉弟の2人で物語を書く。ソムリエの資格は取らず、飲む専門の「ノムリエ」を自称。漫画に登場するのは仏ワインが多く、姉弟が飲んだ銘柄のみ登場する。マンションの1室を専用保存庫とし、数千本のストックがある。姉弟は「仏ワインは複雑で奥行きがある。イメージが駆り立てられ絵と言葉で伝える漫画文化に近い」と話す。

 「神の雫」は想像力豊かな独特の表現が特徴だ。例えば仏ボルドー地方の赤ワインがもつ大地の力強さを、農夫婦が畑で鐘の音に合わせて祈る仏画家ミレーの絵「晩鐘」に例えた。別のボルドー・ワインは、「とろけるような甘みとキュンとくる酸味」を英ロックバンド「クイーン」の音楽になぞらえ、味や香りのイメージを伝えようとしている。

 姉弟は「ワインを芸術作品に例えたのも、フランス人に受け入れられた理由の一つだろう。フランスでは古くから浮世絵が評価され、日本でも仏料理が好まれている。感性が近い」と分析する。

 日本でのワインを含む果実酒の消費は、国税庁のまとめでは、98年度の約29万キロリットルをピークに減少傾向で、08年度は約22万キロリットル。だが漫画の人気はワイン市場を刺激する。

 流通業界では「神の雫に登場したワインが1週間で完売した」との逸話もある。「神の雫登場ワイン」をネット販売する「京橋ワインリカーショップ」は「読者の問い合わせをきっかけに宣伝を始めたがすごい売れ行き。ワイン初心者も多く、愛好家のすそ野が広がれば」と期待する。

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